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豚に真珠を ~ Give Pearls to a Swine.
外国語に精通していない店主が見ていて楽しいビジュアル系洋書の紹介。
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■ フィリップス
2013年06月06日 (木) 23:30 * 編集

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■ convers
2013年06月04日 (火) 10:47 * 編集

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■ time machine hdd
2013年04月10日 (水) 08:43 * 編集

メモリはhttp://nttxstore.jp/_IIUL_SL14089610_kkc_kkcで会員登録をするとさらに割り引きあり。
モニタはhttp://accessories.apj.dell.com/sna/productdetail.aspx?c=jp&cs=jpbsd1&l=ja&sku=391-10039
これはたまに特別価格があるが、それほど高くないので買うなら。
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■ これこれ
2012年06月30日 (土) 08:56 * 編集

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■ これこれ
2012年06月17日 (日) 16:46 * 編集

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■ マッチで旅するヨーロッパ
2007年05月14日 (月) 22:03 * 編集
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たまには日本語の本も

店主評価★★★★

<デザイン・美術書を購入する = 洋書売り場に行く>という構図ができあがっているため、なかなかこうした分野の邦書を購入する機会が少なく、いきおい洋書の紹介ブログとなっている側面がある。

日本語のデザイン分野の本でも丹念に探すとおもしろい本が結構見つかる。そのわりになぜだかあまり買おうという気にならない。出会い頭に思わず買ってしまう洋書に比べ邦書の場合購入を決断することへのボーダーが高い。

久々にこの高いボーダーを超えて店主の琴線にふれた邦書のご紹介。「マッチで旅するヨーロッパ」。著者が収集したヨーロッパのマッチラベルコレクションで、曰く40-50年前のものを中心に800点ほどのラベルが収録されている。

製造国や製造年がはっきりしないものが多く、時系列的な意味での資料にはならないかもしれないが、著者のフィルターを通したビジュアルが揃えられており、闇雲にラベルを集めた「ごった煮」的な乱雑さがないところに好感が持てる。

カテゴリー分けも「食べ物」「動物」「乗り物」などそれなりに検索もしやすい。写真、レイアウトなども及第点。値段も2200円/フルカラー200ページというボリュームから考えるとリーズナブルなのもうれしい。

日本語なので内容が安心して読める反面、欧米系デザインのキャプションに日本語があることへの違和感が残る。これはあくまでも個人的感想だが、この個人的嗜好が和ものデザイン本購入のボーダーを高くしているのかもしれない。
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# * Collection * * *
■ The Melancholy Death of Oyster Boy & Other stories
2007年04月17日 (火) 10:33 * 編集
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イジワルな心とカワイイ心と
店主評価★★★☆

ナイトメア・ビフォア・クリスマスで有名なティム・バートンが描く挿絵付きショートストーリー集。
ティム・バートンらしいシニカルな内容(もっとも全て読み切れているわけではないので本当のところは判らないが)だ。例えば「棒君マッチさんの恋」では棒君がマッチさんに恋をして二人の恋が燃え上がるかと思ったらあっという間に棒君があっという間に燃えてしまった…。(以上適当訳)

もっともこの話だけ見ているといわゆる良くありがちなショートストーリーだがそこはティム・バートン。挿絵、特に登場するキャラクター達が素晴らしい。中には少々残酷でグロテスクなキャラクターも彼の手にかかると何となく可愛く見えてしまう。それでいてその奥に潜む狂気というかイジワルさも失っていない。

可愛いんだけどリアル、リアルだけど気持ち悪くない、気持ち悪くないんだけどイジワル。色々な見え方をする分、何度見ても飽きない本の部類に入るのではないんだろうか。

ちなみに日本語訳の本もでている。ただし、そちらの方は実物を見ていないので何とも言えないが、写真を見る限りは本書の方が数段良いのではないかと思う。書いてある内容がわかるという意味で訳本は価値があるが、本としての完成度がオリジナルに到底及ばないのは当たり前の話。

街でふと見かけたら立ち読みしようと思うけれど、実はつたない英語力で誤解しながら雰囲気だけ読むのもこの本に限っては良いことだったりして。

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# * Art * * *
■ Style on Hand: Perfect Nail and Skin Care
2007年02月05日 (月) 16:05 * 編集
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手タレの手キレイ。
店主評価★☆

何の気なしにテレビをつけてみるとネイルケアの番組をやっていた。ネイルケア学校の学校長が素人の女性にネイルケアのレクチャーをするというもの。

この女性、年の頃40前後だろうか適度に爪を伸ばし形も整えているところを見るとそこそこ「ネイルケア」には興味を持っている風。しかし手のアップを見るとどこかおかしい。その「どこかおかしい」あたりを学校長がわかりやすく実践しながらネイルケアのなんたるかを説いていく。

なるほど、興味を持っているとはいえ相手は素人。プロとして「当たり前」のことをしていくだけで随分と見違える姿に変わっていくのがオモシロイ。

そう言えばネイルケアの本があったはず。と書棚を探すとやっぱりあった。内容を見てみるとネイルケア専門というよりもハンドケア全般を浅く広く扱った有閑マダム向けの教化本といった趣。

前述のテレビ番組のすぐあとに見たせいかビジュアルと言うよりは内容の方に興味そそられそれなりに楽しめた。しかし、ビジュアル本としては料理本やインテリア本、ガーデニング本にありがちなイメージ優先のレイアウトで写真などは綺麗だがデザイン的な面白味に欠ける。ページ数も少なめ。

1998年の本で多分手のイラストの参考に買ったものと思われるが、最近はデコラティブなつけ爪をしている人も多く見かける。100円ショップにも大々的に爪のコーナーが設けられているなど、ネイルものがどんどん面白くなりそうな予感。今度は手の参考といわず綺麗な爪がコレクションされている本があったら是非購入したい。

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# * photograph * * *
■ Rian Hughes Device "Art , Ccommercial"
2007年02月05日 (月) 00:00 * 編集
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it's カワイイ系

店主評価★★★☆

ライアン・ヒューズ (Rian Hughes)はイギリスのグラフィックデザイナーでありコミック・アーティストだ。彼のデザインは独特のレトロタッチキャラクターなしには語れない。

キャラものというと、一部の愛好家を対象としたデザインになってしまいがちだが、形と色を生かした「切り絵的」な雰囲気のイラストは漫画的ではあるもののとてもシャープな印象だ。

レトロでありながら今様の雰囲気がきちんと描かれているのはデザイナーの力量であろう。もちろんコンピューターを使ったデザインだが、ちまたにありがちなコンピューターによって作らされたデザインではなくコンピューターを道具として自分の世界がきちんと表現されている。

線の形状や形の扱い方など成り行き任せではないきちんと「計算された」作業なのだろう。という雰囲気が紙面からヒシヒシと伝わってくる。

本自体の出来も「どーだぁー」的な派手さはないのだが、紙質や紙色を変えたり特色インクを使ったりと全てのページに神経が行き届いている。おまけ(?)として本文中に紹介されているフォントのデータなどが入ったCD-ROMが同梱されている。決して安い本ではないが満足度の高い一冊だ。
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■ The Illustrated Directory of Classic American Motorcycles
2007年01月30日 (火) 17:54 * 編集
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鉄の馬伝説

店主評価★★☆

自動二輪の起源は19世紀終盤のヨーロッパで開発された。動力は蒸気機関。20世紀に入り手軽で機動性の高いオートバイがヨーロッパやアメリカで発達していった。しかし、同じ動力を持つ二輪車でも文化の違いなのか人種の違いなのか「アメリカン」と「ヨーロピアン」ではその発達のベクトルがずいぶんと違う。

たいした蘊蓄があるわけでもないので極めて主観的な物言いをすれば「ヨーロピアン・バイク」は走るための道具、「アメリカン・バイク」は乗るための道具といえると思う。

より早く、より楽に、より遠くに走るための答えが「空力」「軽量化」「燃費」といった技術であり、形も素材も時代によって最適なものが選ばれていくイメージが「ヨーロピアン・バイク」。形状が常に未来的な形状になっているのが特徴だ。

馬にまたがるような感覚でゆったりと乗るためにひたすら、「大きいこと」が「いいこと」なのが「アメリカン・バイク」。あんまり燃費なんて考えてなさそうだし、大きくて重い分大きなエンジンをつければいいや的な発想。あくまでも馬のかわり(?)だから形状の方向性も時代によってあまり大きな違いは見られない。

もちろんどちらが優れているかなどということは全く見当違いだが、個人的にはもし乗れるものならばひたすら車高が低くてタイヤが極太のアメリカンに乗ってみたい。無駄に大きなエンジンを適度に回して体全体に風を受けながらひたすら広い荒野を走り抜けたらとても楽しいに違いない。バイクと一体化してひたすらスピードを求めるバイクも嫌いじゃないんだけど。

本書はそうした荒野をドコドコ走り抜けてみたい相棒のようなバイクがたくさん乗っている。アメリカンバイクのスピリットは現用車にも残っているが、どうしても大量生産の臭いが強すぎる。それに対しやはりビンテージバイク素晴らしい。クラフトマンが手作業で作った微妙なラインはやはり現在ではとても再現不可能。機能はもちろん今様のバイクには遠く及ばないだろうが、この手のバイクは機能だけじゃないから。

それにしてもどの車体もきちんとメインテナンスがなされてとてもコンディションがよいことに驚く。こうして次世代に過去の遺産を残していくというのもなかなか大変な作業に違いない。ただ乗らないだけではこのようにきれいな状態では残せないだろうから。

リーズナブルなペーパーバックのわりに収録数も写真も及第点。ただ、オートバイを見開きでレイアウトすると肝心のエンジンあたりに本の「のど」にかかって見えなくなってしまっているのが大変残念。本に対して縦置きにするなどレイアウトに気を遣って欲しかった。
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