FC2ブログ
豚に真珠を ~ Give Pearls to a Swine.
外国語に精通していない店主が見ていて楽しいビジュアル系洋書の紹介。
Top | RSS | Admin
■ スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
■ column / 欲しいものは欲しいか?
2006年01月11日 (水) 11:14 * 編集
bargn.jpg


洋書バーゲンとの上手なつきあい方
 

一月は楽しみにしている洋書バーゲンがいくつかある。「この本は欲しいが、正価では買いたくなかった本」とか「なんだか良く分からないが気になる本」を大胆に購入するチャンスだ。店主が二つ星程度しかつけていない本はこうした「バーゲン品」が多い。多少の文句はあるが、費用対効果で結構楽しめるものだ。

ところで、ビジュアル・グラフィック系の本は、カラーページが多かったり装丁が凝っていたりする割に出版部数が少ないため高価になりがちだ。元が高価な上に「洋書」ゆえ輸入することに起因する割増分も馬鹿にならない。為替相場によって価格は異なる。一ドル80円の時と現在のように一ドル120円ではそれだけで1.5倍の価格差が生まれてしまう。また、輸入業者は返品の効かない買い取りで輸入していると聞く。不良在庫を抱えたときのリスクを売価に乗せることでいっそう高くなる。

このように流動的要素が価格に反映するな洋書は売っているところ(輸入業者)によって随分と違う。ここで重要なのは扱われている本の現地通貨に対する日本円換算レートだ。現在 (2006/1) 約115円/ドルである。最近店主が価格の基準としているアマゾンのレートは 約123円/ドル(約7%増、ただし設定価格から10~15%オフというアイテムも多い)これに対し某大手洋書輸入業者のレートは 約200円/ドル(約74%増)である。つまり普通に買う場合現地価格38ドルの洋書が、4674円以下で売られていたり、7600円で売られていることになる。

そこでバーゲン。基本的には現品限りや売れ残りの在庫処分だ。内容の良いものでも状態が悪かったり、新しいが魅力のないものだったりというものが多い。(もちろん人によって価値観が違うので思わぬお宝に巡り会えたりするわけだが)故に以前はほとんど「捨て値」と言っていい価格設定がなされていた。70%、80%オフというのがほとんどだったような気がする。

先ほどの例を引くと、かつては38ドルの洋書7600円(200円/ドル換算)が2000円前後(70~80%オフ)で売られていた。現地価格の半額ほど、「バーゲン」の名にふさわしい価格設定だ。しかし、今回のバーゲンでは50%オフ以下というのがほとんどであった。38ドルの洋書7600円(200円/ドル換算)が3800円(50%オフ)、つまりアマゾンで15%オフされている新品とほぼ同じ価格設定になっているのだ。もちろんアマゾンも全て値引きされているわけではないが、とりあえず本の状態は手あかの付いていない綺麗なもの。特に美術書は出来るならかすれや折れ曲がりの無いものを選びたい。たかが1割2割安いくらいなら完品を選びたいと思うがいかがだろうか。

店主はバーゲンでの購入目安を考えた。まず、現地価格に100をかけてそこから30%引く。それより安かったらバーゲン品認定の最低ライン。たびたび例に出た38ドルの洋書の場合、38X100X0.7=2660円、この価格が200円/ドルのレートで換算すると70%オフ程度にあたる。ついでにユーロやポンドなどのレートも覚えておくとよいだろう。

では現地価格がついていない書籍はどうするか。残念ながら、これは経験と勘によって現地価格を推定する他ない。装丁や紙質、印刷の状態などを勘案してつけられた値札が購入するにふさわしいか否かを選択することになる。

もっとも、安いから購入すると言うスタンスでは自分にあった良い本を選ぶことはできない。気に入った本、欲しい本は値段にかかわらず購入したい。買い損なった洋書を再び手に入れるのは意外に難しい場合が多いからだ。たとえいつの日かショックを受けるような捨て値で売られていても、自分が好きで買ったものなのだから悲しむべきものではない。
スポンサーサイト
■ Comment
■ コメントを投稿する
■ URL
■ Comment
■ Pass
■ Secret 管理者にだけ表示を許可する
 
■ Trackback
この記事のトラックバックURL
■ この記事へのトラックバック
* Top *
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。