
It's be alright!
店主評価★★☆
レゲエ [Reggae] はジャマイカで作られた音楽だ。スローなテンポに独特の「裏打ち」のリズムが心地よい。ジャマイカの黒人宗教「ラスタファリズム」の影響を強く受け政治や社会問題について歌っているものも多いくそのため、しばしば時の権力と対立することも多くミュージシャンが暗殺事件に巻き込まれることもあった。
本書はこの[Reggae] のアルバムジャケットに焦点をあてたコレクション本だ。コレクション本と言ってもそのバリエーションはあまり多くない。1.「血・太陽・大地」を表す赤・黄・緑のラスタカラーで、2.アーティストや皇帝ハイレ・セラシエの肖像や、3.ガンジャ(大麻)を吸って退廃的な雰囲気や、4.武器・暴力のイメージを、5.カラーコピーのような荒い写真や白黒写真、プリミティブなイラストで表現する。からである。ものの見事にこの5つの要素で様々なジャケットが構成されている。
だが、これ程パターン化されたジャケットであるにもかかわらず視覚的に訴えかけてくるものが多い。多分、抑圧や差別などからの開放という「自由」への激しい思いがこめられているからなのだろう。単純なリズム共々聞き込めば聞き込むほど、見れば見るほど病みつきになる。まるで激しく臭い「豚骨ラーメン」のようだ。魂の奥底を揺さぶる人間の本能に訴えかけてくる。
以前、モルジブに行ったとき観光もせずに激しく照りつける太陽もと椰子の木陰で一日中レゲエを聴いていたことがあるが、やはりこの音楽は暑くて何もしたくなくなるようなところで聞くのが一番だ。寒い冬などは部屋を閉め切り暖房をガンガンにたいて麻のパンツにTシャツ姿で聴いてみる。嫌なことがあっても「大丈夫、何とかなるよ」という気になってくるぞ。ビバ・レゲエ!!
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