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豚に真珠を ~ Give Pearls to a Swine.
外国語に精通していない店主が見ていて楽しいビジュアル系洋書の紹介。
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■ Tres Logos
2006年12月19日 (火) 00:38 * 編集
20061219002619.jpg

アオデキタカ!!
店主評価★★★★

ロゴマークという性格上、息の長いデザインが求められる。「息の長い」というのは流行に流されすぎないということだ。そう言う意味でロゴのデザイン本というのは勉強にはなっても面白みという点では「これは楽しい」と諸手をあげて喜べるものはなかった。

ところが2002年loslogosという掛け値なしに「タノシ・オモシロイ」ロゴ本が世に登場した。ページをめくるたびに押し寄せてくる新鮮なロゴ群。これこそ時代に沿ったというか今の時代を上手く捕らえたロゴ本キタ、と興奮したことを思い出す。

二年後の2004年、続編doslogosが出版される。doslogosを紹介した記事でも触れているがデザインの方向性に第一弾との差はないものの分類を分けるなどの工夫で新鮮さを保っていたように思う。また、何といってその量的ボリュームに圧倒されたものだ。

それからさらに二年後の2006年、第三弾はやってきた。

もちろんある期待を持って手に持ってみたわけだが、期待が大きすぎたせいか残念ながら今ひとつ盛り上がりに欠けていた。印象はというと、第二弾といっしょ…、というか見た目でのレイアウトの変更がない分「飽きてしまった感」が強い。

もちろん全て新しいロゴなのだが、収録数一冊あたり数千、三冊あわせると軽く万を超えるであろう膨大なロゴ群はもはや店主の頭の中では整理がつかない…。上手くは言えないがページをめくっていても「どっかでみたな」ような感覚にとらわれてしまい新鮮さが感じられないのだ。

これが、「慣れ」というものなのか。見る側とは身勝手なものである。ただ、編集側の熱意は第一弾から変わらずパワフルだし、もちろんロゴ蒐集本としての価値はかなり高いと思う。デザインに関わるものとして持っていれば役に立つ場面も多そうなので極端に評価が下がるものではない。

さて、このシリーズの先行きに1つ提言。「おまえには関係ないジャン」といわれることを覚悟の上で書かせてもらえば、とりあえずこの先一年ごとにloslogos、doslogos、Tres Logosの廉価版を出す。そしてその2年後つまり本書から5年後に新logosを出版。以後2-3年で廉価版発売、翌々年に新刊本と5年スパンのペースで出版してはいかがだろう。

デザインを志す学生のために是非、気軽な値段で購入出来る廉価版の出版をお願いしたい。若い力がここから新しい表現を作り出すのに5年。そのくらい感覚をあけたらずいぶんと雰囲気の違った仕上がりになると思う。この手の本には「新しい感覚」が必要だ。

そうしたらところでdoslogosの記事中で2006年に発売されるであろう第三弾の表紙色は黒と予言した。第一弾の赤、第二弾の黄色に続く色として2006年ワールドカップドイツ大会にちなんで、ドイツ国旗の三色が選ばれると勝手に想像していたのだが…結果は予想を裏切る青。赤、黄、青か…。普通すぎてつまんなかったなあ。こうなると次の予想は比較的簡単。オレンジか、緑か、紫だね。
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■ ABC BARGAIN
2006年12月11日 (月) 15:13 * 編集
20061211142942.jpg

青山ブックセンター 洋書ビッグバーゲン 2007

来年の話しをすると鬼が笑うといいますが、
鬼ならぬ店主が笑う恒例「青山ブックセンター洋書バーゲン」の情報が入ってきた。

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10165/#000093

2007年はいつもより早い気がする1月5,6,7日の三日間。
通販ではamazon.com が、店頭販売では紀伊国屋書店が頑張った値段をつけるようになったため正直のところ価格的な魅力に乏しくなった感はあるが、それはそれ、やっぱり嬉しい洋書バーゲン。

新年早々、素敵な本を見つけよう。安く買ったつもりが帰宅後アマゾンで価格を調べ、悲しい思いをしないための店主なりのガイドライン。でもね「欲しいものはある時に買え」という経験則もあるので余り値段だけにとらわれない楽しい買い物をしよう。

ところで、今年は青山ブックセンターにおかれたフライヤーを持参すると購入金額からさらに10%オフになるという。これは大きいのでバーゲンに行く予定のある方は是非手に入れよう。(トップ写真がそのフライヤー)
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■ Super: Welcome to Graphic Wonderland
2006年12月06日 (水) 23:58 * 編集
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なんとなく、グラフィック
店主評価★★☆

ふと「グラフィックって何だろう」って考える。
色とか形とかが綺麗に構築されているような美しい世界が漠然と頭に浮かぶが、今ひとつ適切な言葉みつからない…。
そんな時にはやはり辞書。

グラフィック [graphic](名・形動)
印刷物で、写真・絵画図版などを多く用いて、視覚に訴える面の強いさま。また、そのような印刷物。
<引用:大辞林 第二版 (三省堂)>

「視覚に訴える面の強いさま」、か。スゴイ表現。とても美しいビジュアルが結びつかない説明なのでやっぱり<色だとか形が綺麗に構築されている美しい世界>でよしとしよう。

さて、この本、ジャンルとしてはグラフィックデザインに入るが、特定の商品やターゲットがいるわけではない。若手のアーティストが気の向くままに集まって「これって、おもしろいんじゃない?」っていうのりで作った作品集、だと思う。ビットマップ画、ベクター画、写真などで構成された作品群は実験的な表現が主で、一見「無意味」「いったい何をしたいの」 「でも、気になる」 答えのない色々な感情が頭を交錯する。だから、興味のない人にはとてつもなくつまらない本であると同時に、好きな人にはたまらなく面白い本になるという好き嫌いがはっきり出るであろうマニア本。

例えるならば、

黒でも赤でも良いから新品のボールペンのキャップを開けて目の前に広げてノートにグルグルと丸を描いていく。グルグル、グルグル、グルグル…、一時間も無心で描き続けているうちにノートがボールペンのインクで埋め尽くされている。でも、完全には埋め尽くされずに残った小さな形とか、ノートについたボールペンの筆圧によって生まれた凹凸とか、白熱灯の光をうけてかすかに反射するインクの色とか…。 なんだか綺麗。 そう言う類の感覚。

「面が強い」かは別にして綺麗な世界の予感がするでしょ?
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