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豚に真珠を ~ Give Pearls to a Swine.
外国語に精通していない店主が見ていて楽しいビジュアル系洋書の紹介。
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■ Shelf Life
2006年09月04日 (月) 11:43 * 編集
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ビニ本

店主評価★

スナック菓子によくある内側が銀色のパックに封入されたビニ本「 Shelf Life 」。ビニ本の類はろくでもないものと相場が決まっているがこの本もその例に漏れない。

基本的にはパッケージのコレクションということになろうが、ジャンクフード、ボトル、カン、紙袋、サニタリー用品、タバコなどどういった目的で収集しているのか全く意味不明。面白いロゴ、美しいパッケージなどを集めたのかというとそう言うわけでもなさそう。ただただ凡庸なパッケージが淡々と並べられているという感じ。何をしたいのかがまるで伝わってこない。

写真もまあまあ綺麗に撮られているし、レイアウトも凝ってはいないがシンプルで及第点。ノンブルを何カ国かのプライスシール(値札シール)にするなどデザインに面白いアイディアもある。が、本は見かけじゃない「カンプやダミー本じゃないんだからもっと中身にこだわれよ」と言いたい。

今やネットに繋げば知りたい情報のほとんどをその場で得ることが出来る。想像以上に充実した内容に出会って逆に驚くこともしばしば。ただでさえコンテンツを届けるのに時間的なハンデのある書籍の内容がこれ程までにお粗末では話しにならない。

レアな情報に枯渇していた過去のように「こんな本があるだけありがたい」という時代はもうとっくの昔に過ぎている。
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■ JEAN MICHEL Basquiat
2006年09月03日 (日) 21:55 * 編集
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富と名声と

店主評価★★★☆

17歳の頃から地下鉄やスラム街の壁にスプレーペインティングをするグラフィティーアーティストとして活動しているうちその作品が認められるようになり、急激にアート界における時代の寵児となったジャン・ミッシェル・バスキア。しかしもてはやされるようになるに従ってドラッグへの依存度が高くなり27歳の若さで他界した。

彼の絵画は活躍した1970年代中頃から1980年代半ばまでに流行した新表現主義に属する。独特のアフロアメリカン・キャラクターがプリミティブな表現と鮮やかな配色で描かれているのが特徴だ。本人曰く「 80% 怒りの表現だ 」と言うとおり見るものを圧倒する力がある。

本書は1980年から1988年までの作品、すなわちバスキアが世に認められてから他界するまでの作品をまとめた画集だ。美術書としての重厚感はないものの(展覧会のカタログのような感じ)、一点一点の作品が大きくレイアウトされ見応えはある。個人的には彼の原点1970年代後半のストリートアートの記録がフューチャーされていると嬉しかったのだがタブローおよびオブジェのみの収録となっている。

駆け足で一生を走り抜けたバスキアの絵を見ていると同じように27歳の若さで睡眠薬中毒で他界したロックギタリスト「ジミ・ヘンドリックス」を思い出さずにはいられない。若くして富と名声を得た天才たちの眼には絶望しか映らなくなってしまうのだろうか?
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