FC2ブログ
豚に真珠を ~ Give Pearls to a Swine.
外国語に精通していない店主が見ていて楽しいビジュアル系洋書の紹介。
Top | RSS | Admin
■ スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
■ RUSSIAN WRISTWATCHES
2005年05月31日 (火) 00:00 * 編集
20050530160438s.jpg

ロシアの腕時計コレクション。

店主評価★★☆

腕時計は「腕時計コレクター」というひとつのジャンルが形成されるほど愛好者が多い。愛好の度合いもピンからキリまでで、時計というより宝飾品として収集する人もあれば、ギミックのおもしろさ、ビジュアルのおもしろさで収集する人もいる。様々な収集のスタイルを作ることが出来るあたりがコレクターの多さに繋がっているような気がする。

その中にあって本書は「ロシアもの限定」としたところが面白い。ロシア構成主義に端を発したロシアンスタイルが炸裂している。星に文字が斜めに入っているだけですでにロシアンな感じだが、飛行機や軍艦、ロケットが配された文字盤やスターリンの横顔が10時あたりに大きく配されたものなど雰囲気満点だ。

代官山あたりのオープンカフェで英字新聞を読む手元にきらりとゴルバチョフの肖像入り腕時計が見えたりしたら、ちょっとカッコイイのではないか?
More...
スポンサーサイト
# * Collection * * *
■ Traditional HENNA Design
2005年05月30日 (月) 00:00 * 編集
hennas.jpg

ヘナペインティングの伝統的なデザインパターン集

店主評価★★☆

多国語で表記された表紙、イントロダクションには「ヘンナの伝統デザイン」とある。アラビア語 名 [hina] が実際どのような発音をするのかわからないが「ヘンナ」はちょっと変なのである…、だからかは分からないが日本では「ヘナ」と発音する。

このヘナ、どちらかというと天然植物性の髪に優しいヘアダイとして知られることが多いが、ボディーペインティングの染料としても広く使われている。

主に手や足に施される装飾的な花や幾何学的な模様はヘナ独特の茶褐色と相まって日本の刺青などとは違った魅力がある。歴史も古く、5000年前のミイラにも使われていた痕跡があるそうだ。エジプトを起源とし西はモロッコ、東は中東、インド、東南アジアへと広がっていきそれぞれの文化圏でデザインスタイルが確立されていったそうだ。この本では伝統的なヘナのデザイン画を集めている。ひたすら手、指、足に緻密に描かれた文様をイラストで再現している。

ちなみに私もヘナペーストを購入して描いてみたがこれがなかなか面白い。ヘナペインティングの技をマスターして老後は裏原宿あたりでヘナペインターとしてデビューしようかと本気で考えている。
More...
# * Art * * *
■ TYPE FACES
2005年05月29日 (日) 00:25 * 編集
20050529002413s.jpg

愛すべき" 文字顔 "の世界。

店主評価★★☆

タイプフェースは「字面(じづら)」と訳されるが、時として「書体(フォント)」の意としても使われることもある。しかしこの本の内容はむしろタイトルの直訳が近い。タイプフフェイス=字体の顔=文字で作った顔、のロゴやロゴタイプ、デザインの要素ばかりを集めた本だ。

インターネット時代といわれる今でこそ電子メールや電子掲示板、ブログなどで記号や文字で作った「顔文字」やアスキーアートなど、感情や様子を表現する方法として文字を使うことが当たり前になっている。だが、インターネット以前にもこうした文字で「遊ぶ」ことはあったわけだ。むしろ、電子メールなどと違い表現に書体大きさなどの制約がないから発想の幅や広がりがあって楽しい。

基本的にはゆるい出来の顔たちだがとても愛すべきフォルムを持っている。
More...
■ THE BOOK OF MATCHBOX LABELS
2005年05月28日 (土) 08:27 * 編集
20050528082333s.jpg

マッチ箱のラベルコレクション。

店主評価★★☆

コレクションをするにもデザインを見るにもマッチ箱は最適だ。

コレクターからしてみれば”ただ”で配るアイテムだから自分で集めるのも人におみやげとして頼むのも比較的楽ということがある。種類が揃うというのはコレクションの重要な要素のひとつだ。

一方デザイン的な視点で見ると、ある程度決まった「大きさ」「コスト」「形状」といった条件が揃っているので「デザイン効果」の善し悪しの比較がしやすい。

この本はこうしたマッチ箱に魅せられた(と思われる)コレクターが時代をさかのぼって集めたコレクションだ。1840年代から1980年代までのものが時間軸にそって紹介されている。ただで配られたり大量に作られたり同じものが長い間流通したりという特殊な状況からか製造年が特定されていないものも多いが見ている分にはページをめくっていても不自然な点はない。巻末にマッチの歴史が載っているが、最初に販売されたマッチは1827年にジョンウォーカーズの「フリクション・ライツ」となっていた。巻頭にその写真が載っているが「これが最初のマッチラベルか?」と疑問符がついているので確証は無いらしい。

いろいろな意味でコレクター魂を感じる一冊だ。
More...
# * Collection * * *
■ RUBBER!
2005年05月25日 (水) 16:33 * 編集
rubber!s.jpg

ゴム製品ばかりを集めたコアな趣味本。

店主評価★★

まず、表紙がゴムで出来ている。もちろんイボイボサーフェース。サブタイトルに「ファン・ファッション・フェティッシュ」とあるが、もちろんそれぞれの単語の前につく冠は「ラバー」である。が、内容的にはラバーフェティッシュ(限定)といって良い。もちろん一般のゴム好きやファッションに興味のある人が見るべきところもある。

しかし、この本の根底に流れているものはカワイイとかカッコイイというようなおしゃれ感覚とはほど遠い、「密着感」とか「伸縮性」とか「気密性」とか「臭い」といった五感を直接刺激する特別な素材としてのRubberなのである。

風呂上がり、バスローブだけをはおった姿でおもむろにこの本を手に取り、表紙のゴムの臭いを深く吸う。
一ページ開いては、目を閉じ自らのゴム感覚を刺激する。
そういった使い方が正しいのではないか。

深入りすると大変なことになりそうだ。
More...
# * Collection * * *
■ BLACKBOOK.SESSIONS
2005年05月25日 (水) 01:28 * 編集
20050525012530s.jpg

いわゆるグラフィティ(壁の落書き)集。

店主評価★★

グラフィティーと口に言っても「イラスト」あり「サイン」ありとおそらくそのスジの中では確固たるジャンルがあるような気がするが、これは「サイン」系。アルファベットがフラクタルな形へ変貌し、何が書いてあるか分からないあたりが「イケテル」ようだ。

単語が横に書いてあるのでそれと見比べながら「たぶん」と「きっと」+「~に違いない」をつぶやきながら判読するのが一般人の反応。「やっべっ!全然イケテル」といって、缶スプレーを手にして外へ出るのがその筋の方の反応、と言ったところか。
More...
# * Illustration * * *
■ CD-ART
2005年05月24日 (火) 00:42 * 編集
20050524004235s.jpg

CD本体、ジャケット、装丁を扱ったデザイン本。

店主評価★★

CD本体、ジャケット、装丁を扱ったデザイン本。

内容的にはなかなかおもしろいし、ページデザインも上手い。ただアイテム的に流行ものなので、何度見ても飽きないという類の本ではない。

この手の本は毎年とは言わずとも、オリンピックの年に一冊同じ版型で新しいものを出すことにより、集める意味が出てくる。もっともこのボリュームと内容では定期的に続けられるほど売れるとはとは思えないが。
More...
■ SED
2005年05月23日 (月) 00:00 * 編集
seds.jpg

いまはなき、東独で生産された様々な製品を紹介する本。

番頭評価★★★

食料品からおもちゃ、車、電化製品、衛生用品、包装紙、袋など、あらゆる生活雑貨を取りそろえて紹介。

いまの世の中では考えられないような、パッケージ印刷のずれ具合や、紙質の粗悪さ、プラスチック成型のチープさ。電化製品の(例えばトースターや、湯沸かし器、ドライヤーのような)とてつもない形状。それらがかえって、「味」であり「おしゃれ」に見えてしまう。

雑貨屋をひとめぐりしたような読後感。完成度の高いデザインを見る本と言うより、アイデアソースのための本。
More...
■ Shopping Bag Secrets
2005年05月22日 (日) 15:31 * 編集
20050520141736s.jpg

ショッピングバッグを集めたコレクション本。

店主評価:★

シンプルな切り絵調の表紙がお洒落だが内容はお粗末。まあ紙袋だから仕方がないといえば仕方がないが、折れていたりしわしわだったり…。

それほど掲載点数が多いわけではないのだから「せめて撮影前にアイロンをかける」なり「デザインに工夫する」なり「とにかく物量で圧倒する」なり”見せかた”を研究して欲しい。とにかくチープ。
More...
# * Collection * * *
■ PiCaSsO'S ONE - LINERS
2005年05月21日 (土) 13:50 * 編集
20050521134855s.jpg

ピカソの一筆描きドローイング集。

店主評価:★★★★

「一筆描き」というと子供の頃、たくさんの点の横に1から順に小さな数字がふってあって、それを鉛筆でたどると動物やらキャラクターやらの絵が描けるノートがあった。一筆では無理な「目」とか「口」などは最初から描かれているのでおおよそどのようなものが出現するかは想像がついた。

しかし同じ一筆描きでもこれはすごい。マタドールやピエロや馬や鳥、ケンタウルスなどがよどみのないラインで見事に表現されている。一般人の想像の及ばないことをあたかも呼吸をしたり歩いたりするがごとくやってのけるのを天才と定義するならば、これほど明快に天才を感じさせてくれる本はない。

ある事務所のロッカーのうしろひとつの穴があり、そこにはいるとある役者の視点を共有することが出来るという話「マルコビッチ穴」という映画があるが、私は「ピカソの穴」があったら入りたい。

ちなみにこの一筆描きを透明な板に描いている実写フィルムが残っているが、楽しげに・リズミカルに筆を運んでいる姿は絵を描くと言うよりは指揮者がタクトを振っているようである。
More...
# * Art * * *
■ The Great Hot Sauce Book
2005年05月21日 (土) 09:59 * 編集
20050520150043s.jpg

世界の辛ソースを集めたコレクション本。

店主評価:★★

コレクション本というよりはむしろ実用書の部類に入るか。辛さの度合いが五つの唐辛子で評価され、コメントがつく。

辛ソースのような嗜好品は万人に愛される必要のないので、ラベルのデザインはドクロあり涙を流して叫び狂う男あり、悪魔ありとやりたい放題。多分買う側も極端な表現にこそつられてしまうに違いない。中でも食品イメージを通り越して薬品に見えてしまうものまであり、あまりのばかばかしさに笑ってしまう。

この本ではないがネットで検索すると一瓶数十万円するナメルと辛さのあまり死んでしまうと言われる「辛さの元」なるものがあった。嗜好の世界は奥深い。
More...
# * Collection * * *
■ ray gun
2005年05月20日 (金) 10:37 * 編集
rayguntops.jpg

プリミティブなトイガン(光線銃)のコレクション本。

店主評価:★★★

1930年代から60年代における未来のイメージが楽しい。流線型が基本だが放熱板や光線の増幅装置?がせっかくのストリームラインを台無しにしているというギャップがいけてます。

最近のプロダクトデザインは何でもコンピュータが無駄のない効率的なデザインをしてくれるからメーカーが異なっても素人の目ではなかなか区別の付かない製品が出来がちだけど、イメージ明瞭、意味不明瞭、でもカッコイイなら良いんじゃない?という変なこだわりも時には大切だと実感。

ティントイの経年変化による「鈍色(にびいろ)」が綺麗。
More...
# * Toy * * *
■ MUTABOR LINGUA UNIBERSALIS
2005年05月18日 (水) 15:54 * 編集
20050518143526s.jpg

ドイツのムタボール社から出されたアイコン集・第2集。

店主評価:★★

前作が1995-2000年までの仕事、今回は2001-2004までの仕事を収録している。若干今風のラインになっている“気”はするが内容的には大きく変化してはいない。刷り色は2色から3色へバージョンアップ。本の解説はマルチリンガルではあるが日本語がはずされているのはいただけないね。なら最初から入れるなよっと言ってやりたい。表紙は「口」「目」と来たら次は「耳」か?
More...
# * Icon * * *
■ MUTABOR lingua grafica
2005年05月18日 (水) 14:39 * 編集
20050518143421s.jpg

ドイツのムタボール社から出されたアイコン集。

店主評価★★★

ベジェ曲線で構成されたいかにもコンピューターで作った仕上がりのデザインだが、形の捉え方が上手いので独特の表情がある。言語を超えて直感的に意志疎通が可能なアイコンを扱っているが、伝えきれない本の概要については日本語含めマルチリンガル表記されているところが心憎い。
More...
# * Icon * * *
* Top *
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。