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豚に真珠を ~ Give Pearls to a Swine.
外国語に精通していない店主が見ていて楽しいビジュアル系洋書の紹介。
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■ マッチで旅するヨーロッパ
2007年05月14日 (月) 22:03 * 編集
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たまには日本語の本も

店主評価★★★★

<デザイン・美術書を購入する = 洋書売り場に行く>という構図ができあがっているため、なかなかこうした分野の邦書を購入する機会が少なく、いきおい洋書の紹介ブログとなっている側面がある。

日本語のデザイン分野の本でも丹念に探すとおもしろい本が結構見つかる。そのわりになぜだかあまり買おうという気にならない。出会い頭に思わず買ってしまう洋書に比べ邦書の場合購入を決断することへのボーダーが高い。

久々にこの高いボーダーを超えて店主の琴線にふれた邦書のご紹介。「マッチで旅するヨーロッパ」。著者が収集したヨーロッパのマッチラベルコレクションで、曰く40-50年前のものを中心に800点ほどのラベルが収録されている。

製造国や製造年がはっきりしないものが多く、時系列的な意味での資料にはならないかもしれないが、著者のフィルターを通したビジュアルが揃えられており、闇雲にラベルを集めた「ごった煮」的な乱雑さがないところに好感が持てる。

カテゴリー分けも「食べ物」「動物」「乗り物」などそれなりに検索もしやすい。写真、レイアウトなども及第点。値段も2200円/フルカラー200ページというボリュームから考えるとリーズナブルなのもうれしい。

日本語なので内容が安心して読める反面、欧米系デザインのキャプションに日本語があることへの違和感が残る。これはあくまでも個人的感想だが、この個人的嗜好が和ものデザイン本購入のボーダーを高くしているのかもしれない。
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# * Collection * * *
■ The Illustrated Directory of Classic American Motorcycles
2007年01月30日 (火) 17:54 * 編集
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鉄の馬伝説

店主評価★★☆

自動二輪の起源は19世紀終盤のヨーロッパで開発された。動力は蒸気機関。20世紀に入り手軽で機動性の高いオートバイがヨーロッパやアメリカで発達していった。しかし、同じ動力を持つ二輪車でも文化の違いなのか人種の違いなのか「アメリカン」と「ヨーロピアン」ではその発達のベクトルがずいぶんと違う。

たいした蘊蓄があるわけでもないので極めて主観的な物言いをすれば「ヨーロピアン・バイク」は走るための道具、「アメリカン・バイク」は乗るための道具といえると思う。

より早く、より楽に、より遠くに走るための答えが「空力」「軽量化」「燃費」といった技術であり、形も素材も時代によって最適なものが選ばれていくイメージが「ヨーロピアン・バイク」。形状が常に未来的な形状になっているのが特徴だ。

馬にまたがるような感覚でゆったりと乗るためにひたすら、「大きいこと」が「いいこと」なのが「アメリカン・バイク」。あんまり燃費なんて考えてなさそうだし、大きくて重い分大きなエンジンをつければいいや的な発想。あくまでも馬のかわり(?)だから形状の方向性も時代によってあまり大きな違いは見られない。

もちろんどちらが優れているかなどということは全く見当違いだが、個人的にはもし乗れるものならばひたすら車高が低くてタイヤが極太のアメリカンに乗ってみたい。無駄に大きなエンジンを適度に回して体全体に風を受けながらひたすら広い荒野を走り抜けたらとても楽しいに違いない。バイクと一体化してひたすらスピードを求めるバイクも嫌いじゃないんだけど。

本書はそうした荒野をドコドコ走り抜けてみたい相棒のようなバイクがたくさん乗っている。アメリカンバイクのスピリットは現用車にも残っているが、どうしても大量生産の臭いが強すぎる。それに対しやはりビンテージバイク素晴らしい。クラフトマンが手作業で作った微妙なラインはやはり現在ではとても再現不可能。機能はもちろん今様のバイクには遠く及ばないだろうが、この手のバイクは機能だけじゃないから。

それにしてもどの車体もきちんとメインテナンスがなされてとてもコンディションがよいことに驚く。こうして次世代に過去の遺産を残していくというのもなかなか大変な作業に違いない。ただ乗らないだけではこのようにきれいな状態では残せないだろうから。

リーズナブルなペーパーバックのわりに収録数も写真も及第点。ただ、オートバイを見開きでレイアウトすると肝心のエンジンあたりに本の「のど」にかかって見えなくなってしまっているのが大変残念。本に対して縦置きにするなどレイアウトに気を遣って欲しかった。
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# * Collection * * *
■ Shelf Life
2006年09月04日 (月) 11:43 * 編集
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ビニ本

店主評価★

スナック菓子によくある内側が銀色のパックに封入されたビニ本「 Shelf Life 」。ビニ本の類はろくでもないものと相場が決まっているがこの本もその例に漏れない。

基本的にはパッケージのコレクションということになろうが、ジャンクフード、ボトル、カン、紙袋、サニタリー用品、タバコなどどういった目的で収集しているのか全く意味不明。面白いロゴ、美しいパッケージなどを集めたのかというとそう言うわけでもなさそう。ただただ凡庸なパッケージが淡々と並べられているという感じ。何をしたいのかがまるで伝わってこない。

写真もまあまあ綺麗に撮られているし、レイアウトも凝ってはいないがシンプルで及第点。ノンブルを何カ国かのプライスシール(値札シール)にするなどデザインに面白いアイディアもある。が、本は見かけじゃない「カンプやダミー本じゃないんだからもっと中身にこだわれよ」と言いたい。

今やネットに繋げば知りたい情報のほとんどをその場で得ることが出来る。想像以上に充実した内容に出会って逆に驚くこともしばしば。ただでさえコンテンツを届けるのに時間的なハンデのある書籍の内容がこれ程までにお粗末では話しにならない。

レアな情報に枯渇していた過去のように「こんな本があるだけありがたい」という時代はもうとっくの昔に過ぎている。
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# * Collection * * *
■ More Gulf Oil Collectibles: An Unauthorized Guide
2006年08月11日 (金) 21:18 * 編集
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質実剛健、企業ものコレクション

店主評価★★

考えてみると企業もののグッズコレクションとは面白い世界だ。企業のロゴやマーク、キャラクターに高い金を払い蒐集する。むしろ企業側からすれば身につけてもらうことで宣伝効果があるわけだから普通に考えればお金の動きが逆のような気がするのだが…。

もっとも集める人にとって「それ」が魅力的であればなんであれ全て「コレクタブル」。ではコレクター魂を刺激する「魅力」とはなにか?頭に思い浮かぶワードを羅列すると、「歴史」「カッコイイ」「ワル」「カワイイ」「テクノロジー」「ユニバーサル」「オリジナリティ」「懐かしさ」「エロ」「ローカル」「若さ」「信頼」「スピード」「新しさ」…。

本書はエンジンオイルで有名な [GULF] のコレクション本だ。コレクター魂を刺激するワードが数多く関わってきそうなモータースポーツ関連企業。オレンジディスクに濃紺ロゴのシンプルなマークはレースでもお馴染み。ル・マンでの水色にオレンジのガルフカラー Ford GT40なんてかなり格好いい。コレクターが数多くいるのもうなずける。

アイテムとしてはガルフスタンド(お店)の看板・ユニフォームといった非売アイテムからガルフ製品、ガルフグッズまで多種多様。下手にキャラクターに走ることなく60年以上続けてきた(途中マイナーチェンジはあったものの)シンプルなロゴマークを全面に押し出す展開はあくまでも硬派。質実剛健という言葉がよく似合う。

内容としては Schiffer Book スタンダード。あくまでもコレクター向けの本であり、写真も綺麗ではないしレイアウトも今ひとつ。ペーパーバックの割に結構な値段なんだからもう少し何とかして欲しいところ。
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# * Collection * * *
■ Ohio Art the World of Toys
2005年12月06日 (火) 12:52 * 編集
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元祖アナログ系頭脳活性システムでおなじみの…。

店主評価★★★

オハイオ・アート社(Ohio Art)というとアナログ無限描画システム「エッチ・ア・スケッチ(Etch A Sketch)が有名だ。

薄型テレビ型の透明画面付きケースの中に銀色のパウダーが入っており、ケースを裏にして振ると銀色のパウダーが画面を覆う。その銀色のパウダーに覆われた画面を本体左右についているつまみに連動したニードルがこれを削り取りながら描画していく仕組みだ。これの素晴らしいところは左のつまみを回すとニードルが水平方向に、右のつまみを回すと垂直方向にのみニードルが動くところだ。左右それぞれでは単一の動きしかできないのだが、左右を上手く連動させて動かすことで斜めや曲線を描くことが出来る。しかしこれをマスターするのは難しい。つくづく自分の右脳と左脳が上手くコントロールできていないことを感じてしまう。ぼけ防止には最適のアイテムだ。この時代にあって電気を利用しないというのも相当にクールだ。


前置きが長くなってしまったが実はこの本、脳活性化システムの本「Etch A Sketchの本」と言うよりはブリキの玩具メーカーとしての「Ohio Art」を扱ったものだ。1900年代初頭からのティントイが時代をおって紹介されている。内容的には特筆する点はあまり無いのだが、コレクション自体のコンディションが良いものが多いのには驚く。

玩具は基本的に子供が乱暴に使うもので、玩具を蒐集するという行為が今ほど一般的ではなかった時代のもは綺麗な状態のものが少ない。純粋に経年変化による退色、「鈍色(にびいろ)」を参考にするにはとても良い資料だ。

話は「Etch A Sketch」に戻るが、「Etch A Sketch」も様々なバリエーションがあり、純アナログから、ピコピコエレクトロニックまで、形も色も様々あるのでこちらのコレクション本も見かけたら手に入れたい。ってあるのだろうか?
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# * Collection * * *
■ Rachel Epstein's MAILBOX, U.S.A.
2005年11月29日 (火) 14:20 * 編集
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郵便箱

店主評価★★☆

最近「手紙」というと「メール(電子メール)」と言うことになっている。送ったらすぐに届く、筆記具や葉書、便せんなどを用意する必要がない手軽さから確実に旧来型の「手紙」を凌駕している。しかし、年に一度の手紙フィーバー「年賀状」を考えると、送る面倒はあるが、元旦「ゴトッ」と音を立てた郵便箱を覗くのも実は楽しいものだ。

日本の場合は住宅事情も大きく関係していると思うが、郵便箱と言っても特別アイディアを工夫されたものは少ない。送られてきたものが他人に盗られない工夫だとか雨に濡れない工夫などが配慮されたどちらかというと重厚感だとか高級感漂うものが好まれているように感じる。

それに対して本書が蒐集しているアメリカの「MAILBOX」はなかなか面白い。持ち主の仕事や趣味や感性がとても面白く「箱化」されている。市販の郵便箱にごてごていろんなものを貼り付ける人、巨大なモニュメントにしてしまう人、一瞬アート作品かと思わせるようなオブジェ等々。アイディア満載だ。手紙が運ばれてくるときのうれしさが良く出ていてほほえましい。

世の中が電子化されてほとんどのモノがバーチャル化していく中、こうした「MAILBOX」も過去の遺産になっていくのかと思うと少々寂しい気持ちになる。

内容的には少々掲載点数が少ない、上手い具合にカテゴリーが分けられていないので雑然とした印象を受けるなどビジュアル本としては不満は残る。

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# * Collection * * *
■ SWATCH
2005年11月22日 (火) 01:36 * 編集
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時計界の黒船 SWATCH

店主評価★★★★

はじめてSWATCHを手にしたのは20年ほど前、海外のおみやげとしてもらったベルトもフェィスも真っ黒のもの。時計が「おみやげ」になるということにも驚いたが、その「軽さ」に驚いた。

当時まだまだ時計は貴重品で「安い時計」というものもあるにはあったように思うが、それでも気軽におみやげとして子供にあげる値段ではなかった気がする。またそのころの時計のイメージは「厚くて・重い」。金属のごついケースにクリスタルガラスの組み合わせは安いものほど重くなる。薄く・軽い=高度な技術=高価と言う図式だった。

この時計=高価の概念を一変させたのが時計界の黒船「SWATCH」だ。ムーブメントをユニット化し大量生産、ケース・風防やベルトをプラスチックを使用することで大なコストダウンに成功。細工や着色のしやすい素材は様々なデザインを可能にし(透明や極彩色など)、服を着替えるように時計を着替える、TPOにあわせて時計を変えると言う時計の新たな可能性が生み出された。

さすがに一時の爆発的なブームは去ったが、時計のイメージを変えた「SWATCH」のはたした役割は大きい。

本書は1983~1997年までの「SWATCH」の数々が蒐集されている。例によってコレクター向けのガイドブックという体裁を取っているが、デザインに興味を持っている人がコレクターの大半を占める(と思われる)ためか、一般的なコレクション本に比べレイアウトもなかなか綺麗で満足度が高い。

当時恐ろしい値段で取引されていたものを今頃になって冷静に見て「う~ん、流行ものは怖いな」と苦笑い。
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# * Collection * * *
■ Pencils
2005年11月14日 (月) 19:56 * 編集
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エ・ン・ピ・ツ

店主評価★★☆

今から約450年前イギリスのボロウデール鉱山から採掘された良質な黒鉛を布に巻いたり木に挟んだりして筆記具として使い出したのが鉛筆の起源と言われている。それから200年後の1761年ドイツ人カスパー・ファーバーが黒鉛の粉と硫黄で固めた芯を作り売り出したのが現在の鉛筆の原型だそうだ。

ファーバーと鉛筆、といえば有名な「ファーバー・カステル社」。この記事を書くに当たって軽くググったらカスパー・ファーバーこそがこの元祖鉛筆の始祖と言うことを知り軽く驚いた店主だが、個人的には描き味・色・見た目全てに於いてスワン・スタビロが好きである。

何といっても450年からの歴史有る商品だからそれこそ色々なものがある。しかし、基本的には人間が描く(書く)ためのものなので極端に太かったり、極端に長かったり、極端に重かったりというのは(ギネスに挑戦的な目的を持たない限り)無いわけで、有る程度「形・大きさ」が揃っているという点ではコレクターズアイテムとしての存在価値が高い商品と言えるだろう。

本書は鉛の芯を持つ筆記具として、鉛筆、シャープペン、カーペンターペンシルなどを蒐集している。一応同じジャンルのものをひとまとめに見せているが、紹介されている本数が少ないのは致命的。鉛筆ということで紙質が画用紙っぽいものを選んでいるあたりは良いのだが…。
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■ Wilsons' Coca-Cola Price Guide
2005年11月08日 (火) 16:51 * 編集
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スカッと爽やか・コカコーラ

店主評価★★★

以前コカコーラのボトルのコレクション本 Commemorative Coca-Cola bottles を紹介したが、この本はボトルだけでなくディスプレー、販促物、ポスター、オリジナルグッズなど範囲を広げコカコーラの魅力を紹介している。

基本的にはコレクター向けの購入ガイド(価格つき)なので、レイアウトなどは至って簡素ではあるが、1886年にコカコーラが誕生してから今日まで1つの商品が生き続けてきたという歴史の重さを感じる一冊だ。

ロゴだけみても19世紀からほとんど変わっていないのに、今でも古くささを感じないのはある意味驚異的なことだ。また商品の売り方、商品イメージの作り方が誕生当初から一貫してスマートかつダイレクトで訴求力が高いことに改めて驚く。

店主が子供の頃微妙な肌色地に緑(?)のピンストライプのユニフォームを着たお兄ちゃんが赤いコーラのトラックから颯爽と降りてきてコカコーラの黄色い木箱にビンコーラを2~3段重ねてカチャカチャ音たてながら運ぶ姿をみて「カッコイイなあ」と思って見ていたことをふと思い出した。
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■ Christopher RADKO'S ORNAMENTS
2005年10月24日 (月) 22:56 * 編集
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素敵なクリスマスの過ごし方

店主評価★★★☆

一年のうち一番楽しい日はクリスマスといってはばからないクリスチャンでも何でもない店主。嬉しかったはずの誕生日も年を経るにしたがってどうでもよい日になってしまうのに対してクリスマスはいくつになっても楽しいものだ。最近流行の青いLEDの電飾に彩られた並木などを見ると激しく嬉しい気分になる。

さて、電飾とともにクリスマスらしいアイテムといえば何といってもクリスマスツリーだ。そしてそれを飾るオーナメントが雰囲気を盛り上げる。本書はこのオーナメントを集めた蒐集本だ。


オーナメントの材質は木材、プラスチック、お菓子など様々だが、何といっても吹きガラスで手作りされた「グラスボール」が最高だ。薄く整形された吹きガラスの中からメッキをしたもの、表面に極彩色で描かれたグラスボールはまさに職人芸。その艶めかしい光はさながら宝石のようである。グラスボールは素晴らしいがお値段も素晴らしい。

だが、一年に一度のために素敵なオーナメントを5個づつ買おう。10年で50個、20年で100個。年を追うごとにクリスマスの楽しみが増すに違いない。
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